『向日性植物』李屏瑤 (著)、李琴峰 (翻訳)
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台北の女子高に入学した「私」は、先輩の小游と惹かれ合い、戸惑いながらも付き合うことに。しかし、小游には親の無理解で入院させられていた元恋人・小莫がいた……。
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334914783
著者の李屏瑤(りへいよう)さんは、1984年台湾生まれの小説家。本作品は2011年~15年に台湾のレズビアン掲示板で連載形式で発表され、連載時から大好評。2016年に台湾で書籍『向光植物』として刊行され作家デビューしました。台湾のLGBT運動などにも積極的に関わっているオープンリー・レズビアンの著者は、「私はレズビアンが自殺しない物語が書きたかった」と語っています。本作は、これまでの台湾レズビアン文学に敬意を払いつつも、根強くあった自死のイメージ、悲劇性からの脱却に成功した新時代のレズビアン文学として受け入れられました。当事者が描く繊細かつ誠実な等身大の物語は、多くの人の心を打ちました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001318.000021468.html
●李屏瑤之さん「向日性植物」インタビュー 悲劇で終わらない青春[2022年9月]
●台湾発、新時代のレズビアン小説 李屏瑤『向日性植物』邦訳刊行記念 訳者・李琴峰 特別寄稿エッセイ[2022年7月]
●掲示板発、台湾を舞台にしたレズビアン小説(嵯峨景子)[2022年8月]