『フェミニズムってなんですか?』清水晶子
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私にとっての「女性であるという経験」は、他の女性たちと同じとは限りません。でも、家事や育児を抱えて働く女性も、非正規雇用で働くシングルマザーも、法的に関係性が認められず壁を感じるレズビアンカップルも、女性として仕事をすることが阻まれているトランスの女性にも分け隔てなく、フェミニズムは「あらゆる女性たち」のものである。
その視点に立って、コロナ禍でも注目されたケア(無償労働)の問題、女性リーダーに見られる次世代リーダーシップ、古くて新しい性や生殖や性暴力の問題、同性婚をはじめとする結婚制度や、子どもたちのためのヘルシーな性教育、教育の男女平等問題、さらには求められる「インターセクショナル」な視点まで。時代の大きな転換点に知っておきたい「フェミニズム」の諸問題にフォーカス。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1666136100000000000M
●フェミニズムをアップデートする(木村朗子)[2022年6月]
●「フェミニズムが『何かをする』とき、それはいつも未完成で、いつも批判の余地があり、いつも異論に開かれている。」著者は、むしろその不一致にこそ、変革の力としてのフェミニズムの可能性があると語る…(土屋和代)[2023年7月]